Topping E30 II:レビュー

  新発売となったTopping E30IIがようやく手に入りました。

 Topping E30でAK4493EQ×1だったDAC構成が、最新のAK4493SEQ×2の左右独立構成へ進化しており、更なる音質Upが期待できます。

 今回は、付属品、音質、外観・見える範囲の内部構成をレビューしていきます。



目次
1.Topping E30II:付属品
2.Topping E30II:音質
3.Topping E30II:外観/見える範囲の内部構成


1.Topping E30II:付属品

 付属品はこんな感じです。収納箱は以下の様な感じです。白い段ボールだったTopping E30より高級感があり出世した感があります。


リモコン、USBケーブルはTopping E30と同じでした。



2.Topping E30II:音質

 まずは音出しです。E30は、低域から高域まで高解像度で、スピード感があるという印象でしたが、E30Ⅱではその印象に加え、若干低域が増したのか音に厚みがあります。また音が広がるような、空間再現性が向上している感じがあります。

 この価格でこの音質は素晴らしい~~ (^^♪

※試聴環境:PC→Topping E30Ⅱ→0dB HyCAA/TDA7294プリメインアンプSX500Dolce改

3.Topping E30II:外観・見える範囲の内部構成

【外観】寸法、コネクター位置はE30と変わりません。細かいところでは側面のバーコードシールがQRコードレーザー刻印になったり、背面に会社の住所等の印字が追加され、洗練された感じがします。QRコードは電話番号出てきました。

¥(^^)v ※↓上段シルバーがE30Ⅱ




【見える範囲の内部構成】ひとまずケース背面左右の六角ビスを外して、見える範囲での内部確認です。

 予想に反して、DAC以降の出力段の回路構成もE30からだいぶ変わっています。最終段アンプ素子直前のハイパスフィルターのカップリングコンデンサーがMUSE ES 25V100μFからRubycon:YXJ 16V1000uFに変更されています。フィルター抵抗は10kΩ→1kΩに変更となっており、カットオフ周波数自体はE30と同じfc=1/(2*π*r*c)=0.159Hzです。※参考→Topping E30:回路構成の分析
 ハイパスフィルターのコンデンサー、抵抗の値については、どなたかのホームページで、同じカットオフ周波数でも容量値大きくして抵抗値小さい方が雑音が減って音が大きくなったという記載があった記憶があります。

 E30Ⅱのハイパスフィルターも、音質向上を狙い、よくよく考えられた構成かもしれません。コンデンサーの価格自体も、同じ部品購入サイトでの価格比較はできませんでしたが、YXJシリーズの方がMUSE ESより高価でした。 

 この辺りはどう音質に影響するか、いろいろ試してみると面白そうです。既に実験済みの方、何か情報お持ちの方いらっしゃいましたらコメント頂けると幸いです。 

 次回は、ちゃんと基板をケースから引き出し、わかる範囲で回路分析をしていきたいと思います。→ Topping E30 II:回路構成の分析


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